新興宗教を体験してみたら酷い目にあった話

どうも、三尺です!

タイトルで何の話かお分かりかと思いますが、実はこれオウム事件が起きる前の昔話です。

なので、新興宗教に恐怖感が無かった時代です。子供から見た町内会とか、朝に公園に集まってラジオ体操をするとか、あれ何やってんだろうね?ってくらいの感覚でした。



始まりは駅での勧誘

当時は上京して社会人となって間もなく、色んな物に興味津々な時でした。

そんなある日、会社から帰って最寄り駅の改札を出ると、一人の女性に声をかけられました。

「すみません、あなたの幸せと健康を祈らせて下さい!」

年は20代半ばでしょうか。ショートカットでソフトボール部のキャプテンをしているような人でした。

これは何だろうと思いつつも断る理由も無いしな、と思い承諾しました。

すると彼女は、ニッコリ笑い、僕の両手をおへその上に置き目をつぶるように言いました。

何をされるか見たかったので薄目を開けると、彼女は右手を僕の頭の上にかざし、何やらブツブツ言い始めました。

1分ほど経過して終了。

「どうでした?何か感じました?」

「…?うーん…?何か温かい物を感じたかな…?」

何となく適当に答えてみる。すると彼女はすごく喜んで

「そうなんですか?それってすごい事ですよ!…良かったら私達の仲間に会いませんか?」

今考えるとしょうもないバカだなと思いますが、当時宗教に対して偏見は無かったし、上京する前にバイトしていたお店の奥さんと風水の先生のところに行ったりした事もあったので、全然怪しいとは思わなかったんです。

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いざ支部へ

そして電車に乗り数駅乗って下車。暫く歩いて一見普通の一戸建ての家に着きました。

中に入ると数名の信者がお経を唱えており、なんかヤバい…?と思いつつも腹くくって観察しようと決意。

しかし「お布施をお払い下さい」と言われ、いきなり1,000円取られました。

そこから中に入るにはお経を唱える必要があるらしく、後から来た信者さんと一緒にお経。

そして奥の部屋に移動しました。

支部長との面談

50才くらいの恰幅の良いおじさんがいました。支部長らしいです。、

「三尺さん、神様って存在すると思いますか?」

…はい?あ、ここ、そういう所だもんな…

「うーん、目に見えない物は分かりませんが…(汗)」

すると支部長、目をくわっと開けて

「神様はいるんです!!」

ひぃぃぃぃ!!!帰りたいぃぃぃ!!!

その後10分くらい講義を受けましたが全然頭に入らず。

商売している人は神棚を飾ってるから儲けるんだ、とか言ってたかな?

なんか、普通の人は底辺でもがき苦しんでいるので、神の教えを全うし、全てを神に委ねなければいけないという結論だったと思います。

そして入会を勧められ、入会金50,000円を払うように言われました。

「なんで神の教えを全うするのに、お金を払わなくちゃいけないんですか?」

「お金は払うんじゃなくて、神様にお預けするんです。また、入会金は自分のお金で無ければダメです。」

…質問の答えになってないなぁ。塾通いの学生も入会していると聞いたので

「50,000円なんて学生が自分で用意できるわけないじゃないですか。」

「そこは何とかしてるんでしょう。」

そこ確認してないのかよ、おかしくね?

その時は給料日の数日前で銀行には30,000円くらいしかありませんでした。お金が無い事を口で言っても信じなかったので通帳を見せると、

「何とかしてお金を作ってください。」

何とかしてって…さっき自分のお金じゃないとダメ言うたやん…。

とりあえず無い袖は振れないので、翌日また来てくれと言われ、その日は車で送ってもらい帰宅。

50,000円を借りれる友達もおらず、改めて支部にお断りの電話をするも誰も出ず。

そして金曜日の夜となりました。

戦慄の金曜日

金曜日23時。TVを見ていると「ピンポーン♪」

え、こんな時間に誰?と覗き穴を除くと、彼女と数人の信者がいました。

さーーっと血の気が引く感じ。

これはヤバい!と思い、部屋の電気を消し無音にして無視しました。

10分くらいして帰る音、ふう…。落ち着いたのでそのまま就寝。

恐怖の朝

次の日は朝8時起床。玄関のドアを見ると、手紙がはさまっていました。

「約束していたのに、何で来てくれなかったんですか?」という内容だったと記憶してます。

そして、その10分後。「ピンポーン♪」

覗き穴から見ると、また彼女と信者さん。

はぁ…諦めて帰ってくれないかなと思っていると、

ピ、ピ、ピ、ピー…ピ、ピ、ピ、ピー…

聞き覚えのある音。

あ、これ、ドアのパスワードを入力している音だ!

玄関のドアはパスワード入力による開閉ができ、0001から順番に入力している感じでした。

いや、これパスワード知られたらマズイわ!と思い、ドアを開けました。

外にいるのは彼女と男女1人ずつ。

対決?

まず昨日行けなかった事と連絡しなかった事は謝りました。そして入会する気はありません、と伝えました。

「でもね、三尺さん!私はこの〇〇に入信したら祖母の腰痛が治ったんですよ!ご先祖も喜びますよ!」

悲痛な顔をして訴える彼女

「いや、入りませんから!」

こんなやりとりを30分くらいやってると、「とにかく支所に行きましょう!」と男性が部屋に入ろうとしました。

「それ以上入ったら警察呼びますよ。」

ピク、と停止する男性。そのすきにドアを閉め鍵をかける。

あれ、これでまたパスワード入力開始されたら振り出しに戻る…?

しかし彼女はドアをどんどん叩きながら

「三尺さん!支所に行きましょう!ご先祖も喜びますから!」

10分くらい経過すると声も無くなり、帰ったようです。

は…はは…、興味本位で手を出すんじゃなかった…。

終わりに

それから彼女達は家に来る事はありませんでした。

一度だけ駅でばったり会ってしまい、慌てて逃げましたが、もーこりごり!

それから数年後ですね、あの地下鉄サリン事件が起きたのは。

新興宗教が一転して悪の組織というイメージが広がり、色々とメディアが報じました。

某キャスターが「あんなに澄んだ目をした人間が人殺しをするなんて…正直信じられない。」と言っていましたが、僕に言わせれば澄んでいるからできるんだよと思う。

洗脳、マインドコントロール等の言葉が有名になりましたが、あれは本当にヤバい。

新興宗教全てが悪いとは言いません、宗教の自由は憲法で保証されていますが、生半可な知識で手を出さない方が身のためです…。



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