どうも、三尺です!
ウチの子供は来月で3才になりますので、ふと産まれた時の騒動を備忘録として書こうと思いたちました。
これから出産の時を迎えるパパママさん達が、いざ出産の時にオロオロしないような脳内予習になれば幸いです。
予定日までの備え
予定日の数か月前から僕が心掛けていたのは、まず「お酒を飲まない事」。
いざ陣痛が来た時に車を運転できないとシャレにならないですからね。
ヨメに覚えてもらったのは、タクシーを自宅近くまで呼んで病院へ行く事。
うちは車があるのでタクシーは普段使いませんが、僕の不在の緊急時に素早く病院へ行ってもらうためです。予行練習として一度行ってもらいました。
出産前日早朝4時 陣痛の始まり
それは土曜日早朝でした。
ヨメ「起きて…、陣痛が10分間隔になったから生まれるかも…。」
三尺「ん~…?(これは夢か)……(いや違う)…!!!!!!!」
がばっと起きて最低限の身支度をして、さぁ行動。
ヨメは病院へ電話、僕は車を移動。
入院するための必要な物は、数日前から既にスタンバイ状態。
ヨメを車に乗せ、そ~っと、ゆっくりと、しかし心は急ぎ病院へ。
このまま出産かと思いきや、陣痛の間隔が8分置きである事、子宮口が指一本分しか開いていない状態のため、まずは入院。
先生の診断が朝9時になるらしいので、僕はいったん帰宅、とりあえず病院にいれば安心だし先は長そうだと思い仮眠。
出産前日朝9時 状況変わらず
目が覚めてLINEを確認すると、子宮口は3cmまで開いてきたとの事。
これが10cmぐらいになれば赤ちゃんが出てくるのですが、まだまだ先は長そう。
ドキドキしながら家で待つ。
出産前日14時 再び病院へ
理由は失念したけど、この頃にバイクで病院に移動。
ヨメに会うも、すでにぐったり中。腕に色々なケーブルが巻き付けられていました。
ピッ…ピッ…と定期的に鳴る機械音。
覚悟はしていたけど、なんかすごい事になってんな、というのが正直な感想。
子宮口はまだ4cm。
もう、ここからはひたすら待つ。ヨメは定期的に痛みを訴えるので腰を押すと痛みが和らぐらしいので、TVのリモコンでグイグイ押す簡単なお仕事しかできず。
この状態が夜までずーっと続きます。あまりにヒマなので時々モンハンやってました。ヨメさんごめんなさい。だってやる事無いんだもの。
今だったら、ずっとツイートしてたかも知れないw
出産前日21時 眼鏡がっ
陣痛の感覚が短くなってきたのでリモコンで腰を押したりさすったりする周期が短くなってきた頃、何かの拍子で僕の眼鏡を落としてしまいました。
そしたら、なんとフレームからレンズが外れてやんの。
オーマイガッ!!!!
当時の視力は確か0.4前後。どうしたもんかと思いつつ、一旦家に帰って別の眼鏡持ってこよう!と思い、片方だけレンズが入った眼鏡をかけ、片目をつぶりなら運転し、一旦自宅へ戻る。
「はっきりした目でお子さんが産まれる時見たいですもんねw」
看護婦さんに少し笑われました。
出産前日22時 弱まる心音
赤ちゃんの心音が弱まってきたらしい。
今にして思えば一大事だけど、当時はあまり寝てないから頭働かないし「あ、そうですか」ぐらいにしか思えず。
手術も想定しつつ、ソルラクトという点滴を投与開始。
ますますグッタリするヨメ。
出産当日朝2時 分娩室へ
赤ちゃんの心音は落ち着いてきて、子宮口も8cmになったので、いよいよ分娩室へ行く事になりました。
「お父さんは出産立ち会いますか?」
え?それ今聞くの?
ドラマで良く見た光景。分娩室の前で旦那がヤキモキして、「おぎゃー!」って中から聞こえるシーンが想像できましたが、いや、直に見たいわと思い、立ち合いを希望。
「お父さんはお母さんの頭の方にいて下さいね。」
あぁ、赤ちゃんが出てくる方向にいたらジャマですもんね。
ヨメは既に疲労度MAXですが、僕は頭を撫でたり手を握る事しかできません。
出産当日朝3時 誕生!
朝3時半の時点で、赤ちゃんが危険な状態と判断したのか、先生が吸引分娩をしますと伝えました。
僕はヨメの頭の方にいるので何をどうしているかは分かりません。
とにかくジャマだけはすまい、そして出産直後の動画撮りは逃すまいと大人しくしていると、先生が「いきんで!」と指示。
「っ~~~~!!!!!」と何度目かのヨメの悲痛な声を聞いたのち…
「産まれました!!!100点満点の出産でしたね!!!」
即座に赤ちゃんの体を拭く看護婦さん。こっそり動画や写真を撮る自分。
赤ちゃんと言うだけあって産まれた直後の体は真っ赤。
実はエコー検査でずっと赤ちゃんが足を閉じていたので性別は不明でしたが、お股には見覚えのある物が付いていましたw 男の子ですw
まずは四肢の確認
出産後すぐに赤ちゃんと僕は別室に移動。看護婦さんと一緒に体の状態を確認しました。
「右手、指は1本2本…5本、ちゃんとありますね。左手、指は1本2本…。」
そして体重を図り、2730gの表示。
朝3時54分 2,730gの男の子が誕生しました。
「お父さん抱っこしてあげて下さい!」
「触って…いいんですか?」
「もちろんです!い!」
恐る恐る触れると…体がすごく冷たかったのを覚えてます。
そして、他の赤ちゃんと取り違えないように、足の裏にヨメの名前をマジックで書きました。…背中だったかな?
赤ちゃんに最初に覚えさせる事
四肢の確認が終わった頃にはヨメの処置の方も済んでおり、少し休めるかな…と思ったら、看護婦さんはヨメの胸をはだけ、赤ちゃんの首をつかんでおっぱいに口をあてがいました。
え、産まれたばかりで首も座ってない子にそんな事すんの?と思いましたが、
「まずはおっぱい吸う事を教えないと、吸えなくなっちゃうんですよ」
といい、何回もぐいっぐいっと。
そのうち、弱弱しく吸うような仕草をしたので終了。
いやぁ…、何も言えないけど…、立ち会って良かったなと思うと同時に、命の誕生ってこういう事なんだとズシリと思いました。
そして3年
それから数日ヨメと赤ちゃんは入院し、我が家へ。
その時、車を運転した時の緊張感は今でも覚えてます。
首が座ってないので、前方の道路を凝視して凸凹があろうものなら可能な限り徐行運転w
それからはヨメと共に数時間おきのミルク、おむつ替え、ひたすら必死でしたが、今となるとあまり覚えてないですw
以前の写真見ても「こんな顔してたっけ…?」とわずか数年前の事を忘れそうになりますが、育児は毎日状況がアップデートされるので振り返っているヒマが無いんですね。
…と、やや駆け足気味で陣痛から出産を書きましたが、これから出産を迎えるであろう方の参考になれば幸いです。