どうも、三尺です!
ゲームを開発している中で、色々なアイデアを求められる時が多々あります。
何か面白そうな新企画は無いか、改善案は無いか、などなど。
そんなアイデアを求められた時、いくつ提案しますか?
その案件の規模や与えられた期間にもよりますが、1~2日の期間で簡単な物を求められている場合、僕はとりあえず最低でも3つとしています。
少し話は反れますが、レジェンドと呼ばれる某クリエイターSさんとお仕事させて頂いた時に聞いた話では、最低でも100でした(汗)
とにかく数を出させて、その中から使える物をチョイスする、という感じでしたね。
他にも某プロデューサーFさんの場合は、「千本ノック」という言葉を使われていました。
とにかくダメ出しをして良くしていくやり方ですが、まぁ本当に1000回やるかは謎です(笑)せいぜい20~30回もやれば指針は収束していく気がします。
ちなみに孫正義さんは、事業計画を1000パターン作成するよう指示する時があるそうです。
チェックする方も大変ですが、あらゆる角度から見て負けない戦略を立てるにはそれくらい必要なんでしょうか…。
話を戻します。アイデアを提出する時は、考えに考えた1案よりも駄案も含めて数を出した方が良い場合があります。
そのアイデアを採用する人が何を重視するかは分からない場合がありますからね。
これはブログを書く時にも使えるかと思いますが、僕がどのような思考でアイデアを考えるのかをまとめてみました。
例題は、「紙コップの使用法」としましょう。
一定時間内にいくつアイデアを出せるか訓練する方法で、ゲームデザイナーの学校などでも実際に行われている手法です。
画面をスクロールする前に、興味があればいくつ使用法を考えられるかカウントしてみて下さい。
では、僕の思考法です。
普通に考える
まずは悩まず考えます。飲み物を入れて飲むか、物を運ぶ時に入れ物にするとか。
形状を利用して考える
紙コップの丸いところを利用すれば、円を描くのに使えます。
水を入れた状態で振り回すと、水はこぼれないので遠心力の実験に使えます。
さらに延長して考えると、紙コップに石を入れてそれを紐で縛って振り回せば武器になります。
横にして置けば線を描くのに使えます。
何かの代用品として考える
底をはさみで切れば拡声器になります。他に糸電話にもなりますよね。
紙コップを重ねて遊ぶスポーツスタッキングに使えます。
食事の時に箸置きの代わりに使う。
紙が飛ばないように文鎮代わりに使う。
材質を利用して考える
紙コップは、紙とは言え防水されているので、はさみで細長く切れば紐の代わりになって縛るのに使えます。
火を点ければ燃えるので照明とかに。
中に何か入れて叩けば音が出るので、入れる物を変えて複数用意すれば楽器になるかな?
ペンを使って絵が描けるので、イベントの飾りとして使えそうですし、有名人がいた時にサインを書いてもらうのにも使えます。
価値の点から考える
紙コップを必要としている人に売ればお金になります。
他人のために何かできないか考える
応援メッセージを書いて、応援したい人の目につくところに置く。
自分のために何かできないか考える
紙コップの裏に公式とか書いて、テストのカンニングに使う。
ちょっとしたメモを残したい時に使う。
…と言う感じで30分ほど考えてみましたが、20個でした。
あまり数を出すのは得意ではないのですが少ないですねー。
人によって合う方法は異なると思いますが、僕は色々な角度から考えるのが合っているようです。
何かアイデアを絞り出す必要がある方に参考になれば幸いです。