三尺です。
1995年にwindows95が発売され、インターネットが普通に使える時代になって早23年。
ゲーム開発の仕事も劇的に変わってきており、良くなったことが多いですが、逆に不便になったこともあります。
そんな点を昔を懐かしみながらまとめてみました。
得したこと
・データのやりとり
それまではフロッピーディスクやディスク等の物理媒体に入れて受け渡しをしていたところがサーバーにアップするだけで終わりになったのですから革命的に便利になりました。
受け渡しが楽になると言う事は、修正も楽になります。
・連絡手段
声を出さす顔を合わさず伝えたい事を伝えられる様になりました。
言いにくい事もテキストを打つだけで発信できますから楽になったなーと思います。
損したこと
・仕事量と拘束時間が増えた
データの受け渡しの時間が減ったので、相対的に作業時間が増えます。
作業時間が増えると言う事はサボり休み時間が減ると言う事です。
1990年代のデータ納品やチェックは主に手渡しでしたから、取引先まで外出します。
それで数時間はかかりますし、移動中にスマホでメールチェックなんてありませんから仕事はありません。移動途中でゲーセン寄ってもバレなければ問題無し(笑)
先方での会議時間以外は息抜きの時間でした。
まぁ暑い・寒い日は面倒でしたけど。
確か2000年代に入ってからのデータ受け渡しはバイク便が主だったと思います。
2005年くらいから徐々にメールに添付だの宅ふぁいる便だのでネットが活用し始めたと記憶しています。
・会話が減った
便利になった点と矛盾しますが、情報のやりとりはメールやチャットツールで済みますから会話が減りました。
必要な情報以外のやりとりが減りますから、楽な反面、なんかつまんないと思う時も多々あります。
会話が減るのでコミュニケーションの場を作ろうと会社が飲み会をセッティングする時がありますが、普段あまり話していない人とお酒の場で話す気になれないと言うのは自分だけでしょうか?
便利になったとは言え、無言で作業を進めるのも寂しいので、少しは会話を混ぜた方が良いのでは、と思います。
話は反れますが、近年の飲み会を嫌がる人が増えた背景には会話をしなくても成立する世界があるからだと思います。
飲み会で同席させるよりは、グループチャットで小一時間好きな事を会話する場を作った方が有益なのかもしれません。
会話に慣れていない人を強制的に呼んでも効果はありませんよね。
以上、ネットが普及し便利が当たり前になった時代には何の意味もない昔話でした!