どうも、三尺です!
世の中には優しい人が沢山いますよね。
落ち込んだ時に慰めてくれる人、ピンチの時に助けてくれる人、いつもニコニコしている人…。
でも、ある種の優しさについて、僕は怖いと感じる時があります。
その説明の前に、「優しい」行動をまとめると、以下の3つに分類できるかと思います。
1.感情誘導
失恋した、失敗した、そんな時に慰める事ですね。
ポジティブなアドバイスや相手の立場に共感するなどを行い、負の感情から正の感情へと誘導します。
2.信用
相手に疑いを持たない。常に肯定します。
聞き上手と言われるタイプです。騙されやすい、利用されやすいタイプとも言えます。
3.奉仕
代わりに作業をする、プレゼントを贈る等、自発的に行うヘルプやサプライズです。
これらの中で、最後の「奉仕」は注意する様にしています。
奉仕される時と言った方が正しいかもしれません。
ゲーム開発に限らず、クリエイティブな仕事をしている人は分かるかと思いますが、どんどん新しいコンテンツを体験し、努力をして学び、自分の糧とするのが必要です。
今現在、ツールを使い仕事ができていれば一生食える時代では無いのです。
自分は、未体験の作業をアサインされた時はチャンスと思います。お金を貰いながら新しい事を学習できるわけだし、失敗しそうな時はその旨原因と工数を報告すれば、ヘルプも入るだろうしリスケもできるかもしれない(それができない現場はブラックなので逃げましょう)。
そんなチャンスの時、「まだ三尺さんにはこの作業厳しそうだから自分がやりますよ」なんて言う人は優しさアピール&他人の成長潰しです。
新しい現場で初対面の人と働く時、今までやってきたらプロジェクトや仕事の数が相手の信用に繋がります。その数を減らされる事は本当に怖い、の一言です。
スケジュールが本当に厳しい時には仕方が無いかもしれませんが、「この作業はBさんがやった方が早いからBさんにやってもらおう」と言う理由でアサインする人は刹那的な思考しか持ち得ていません。
僕がアサイン権限があるとしたら、まず未経験のCさんをアサインして分からない事があればBさんに聞いてね、と言う体制にします。そして早いうちにスケジュールが厳しそうならBさんに切り替えるかリスケすれば良いだけの話で。
ガンダムで例えると、アムロしかガンダムが乗れないんだったらセカンドパイロットの育成を早急に行うべきです。アムロが風邪ひいたら戦力大幅ダウンですよ?
こういう考えって何か心理学で無いのかなーと思って検索してみたら、「嫌われる勇気」で有名になったアドラー心理学が似ているっぽいです。
世話好きな人は、単に優しい人なのではない。相手を自分に依存させ、自分が重要な人物であることを実感したいのだ。#アドラーからの学び pic.twitter.com/5iXrv4cLan
— 知らないと損する大学生がやるべきこと (@SmikerClub) May 1, 2018
この考えが近いですね。
実感したいと言う人ばかりではないと思いますが、何にせよ自己中な考えであると思います。
こんな感じで、僕は重要な案件を人にアサインしますが、スキルが低い人からはたまに恨まれます(笑)
自分は楽をして働きたいのに、なんで自分にアサインをするんだよ、小難しい事はアンタがちゃちゃっとやればいいじゃないか的な事を思っていると思いますが、
少し苦労すれば誰もができる仕事は、みんなできる様になっている事がリスクマネジメントのひとつだと思うので、楽して働きたい人は淘汰されてほしいなと思います。