パワハラ社長を訴えた話

どうも、三尺です!

「頑張って働く」のは尊い言葉でしたが、最近はブラック会社という言葉が世に溢れ、過労死やパワハラ関連ニュースが珍しくなくなってきました。

そういう僕も以前パワハラ社長が率いるブラックな会社に勤めていた事がありました。すったもんだあった後に辞めたのですが、パワハラ社長を訴えようと行動し、結果として示談金を頂く事になりました。

今回はそんなパワハラ社長との話。ブラック会社で頑張っている方への参考になれば幸いです。

当時の労働環境

毎日終電間際で退社していました。

ディレクター+管理職兼任だったので、定時時間内は他のスタッフとの打ち合わせ等で時間が取られてしまい、定時後に自分の作業を始められるなんて日常茶飯事でしたね。

忙しいのはそれほど苦ではなかったのですが、社長の罵詈雑言がオフィス内に鳴り響き、毎月誰かが辞めていっていたのが辛かったです。



退職を決めたきっかけ

入社して一年くらい経った時、自分より前に入社した人で役職が偉い人がみんな辞めている事に気づき戦慄しましたw

こうなると社長の罵詈雑言の矛先が自分に向いてきたので、この後どうなるか分からないからパワハラの証拠でも取って辞めるかーって思い、社長に呼ばれた時には、とりあえずスマホのボイスレコーダーをONにしていましたw

これなら誰が聞いてもパワハラだわーと言うボイスをいくつか頂戴したので退社。

貯金も少しあったしヨメも働いていたのでこれからについて特に不安はありませんでした。

どうやってを訴えようか?

まず、市役所の法律無料相談を利用し、

「法テラスで扶助を受けられるかもしれない」「給料半年分と慰謝料を請求できるかもしれない」とのアドバイスを頂きました。

法テラス制度を簡単に説明すると、銀行預金を含めた所持金が指定されている金額より少ない人を対象にしたもので、着手金などは法テラスが代わりに払います。最後に報酬が発生した場合、弁護士費用はそこから引かれるので、実質無料で訴訟ができる制度です。

次に法テラスの無料相談を利用しました。

ちなみに法テラスの無料相談は1件につき3回までです。

合計3人と話しましたが、対応は人それぞれでしたね。

「訴える価値はありそうだねぇ…でも、僕の事務所は〇〇市で遠いから、近くに事務所がある弁護士に頼んだ方が良いよ」

「当番だから話聞いたけど…、自分だったらこの案件はやらないなー。お金あまり取れなさそうだし」

えぇぇ?弁護士って悩める一般人のためにどんな案件でも戦ってくれるのかと思ったらお金取れそうかどうかで決めちゃうのかよ?と結構ショックでした!

とりあえず3回分は使い切ったので、誰にお願いしようかなぁ、でも嫌な人ばかりだよなぁと考えていた時、前の会社の総務で既に退社されている方からお電話が。

「三尺さん?社長を訴えようとしてるんだって?僕の知り合いの弁護士いるから紹介してあげようか?」

知り合い!これなら無下にされる事もないだろうと二つ返事で了承。

翌週、紹介されたS弁護士さんの事務所にお邪魔しました。

パワハラで訴えたい事、法テラス制度を利用したい事等を告げると、

「話は分かりますけどねぇ…、法テラス制度やった事ないし、1か月程度ゆっくり考えてみた方が良いと思いますよ?1か月経っても気持ちが変わらないんだったら話を進めてみましょうか。」

がーん……、なんか軽くあしらわれた感じ。

知人の紹介だから話は聞いたけど、気が乗らないなぁと言う感じでした。

しかし諦めるつもりはなく、パワハラ発言をテキストに起こしたり時系列をまとめたりして、1か月後に再び弁護士さんのところに向かいました。

ようやく動き出した

2回目の打ち合わせの時には色々な資料を渡し読んでもらいました。

「まぁ…この言い方とか酷いよねぇ…。今回は法テラス制度を使用するための書類を用意したので、記入してまた持ってきて下さい。」

色々な書類、銀行の通帳のコピーなどを持って再び弁護士さんと3回目の打ち合わせ。

2週間ほど経ってから法テラス審査通過の報を頂き、次は法テラスで面談を行う事になりました。

面談と言っても事実確認をするだけのお役所的な内容で、示談準備金として125,000円を提示されました。前述のようにこれは最後に報酬から引かれるので払う必要はありません。

これで全ての準備が整ったので攻撃開始です。

請求額は多少多めにふっかけるのがセオリーだそうです。

何度か交渉するうちに額は下がっていくので、まずは100万円としました。

この時、退職してからすでに3か月経っていました。

内証証明を送ろう

いよいよ社長宛に内容証明を送ります。

パワハラの記載と請求額100万円、返事期間3週間である事を記載してあります。

ここから先は社長が雇っている弁護士とS弁護士で話を進めるターンです。

内容証明を送って1か月ほど経った頃、S弁護士から連絡がありました。

「パワハラの音声データを欲しいと先方が言ってきているけど、どう解釈されるか分からないので渡さない方向で進めますね」

お金と条件の交渉

さらに1週間経ち、S弁護士さんから連絡

「50万なら出すって言ってきたけどどうします?相手も認めてきたので、この辺が示談で終わらせる妥協点かと思いますよ。これを断ると訴訟に移る事になります」

もうちょっと踏ん張りたいところだけど、貯金も少なくなってきたし、次の会社も決まったのでそろそろ終わりにしたいなーと思い、「はい、それでお願いします」と返答。

裁判をやってみたかった気持ちもありましたけどね。

さらに翌週、再び弁護士さんから連絡

「向こうが条件を付けてきました。和解契約書に”今後一切の請求をしない”という条文を追加する事らしいです。一度クレームをつけた相手は2回3回と請求しかねないから、こういう条文を追記するのは良くあることです。」

なるほどね。まぁしかたないか、と思い、お願いします、と返答。

その半月後に入金があったよーと弁護士さんから連絡。法テラスを利用したので、一度法テラスの口座に入金されます。ここから諸経費を引かれた額が僕の口座に入金されます。

弁護士費用が52,500円、法テラスが125,000円立て替えていたので、325,500円が入金されました。

弁護士費用安っ!と思いましたが法テラスの規定額らしいです。

退社してからここまで7か月かかりました。

終わりに

一度くらいは社長と面と向かって話す事があるのかなと思っていましたが、一度もありませんでした。

もうちょっとスピーディに展開しないもんかとも思いましたが、そもそも訴訟は怒りとか悲しみとか複雑な感情が入り乱れるのでクールダウンを入れつつ冷静に進めるためにも焦ってはいけないんでしょうね。

ブラック会社、パワハラ上司とどう戦えば良いか思案中の方、少しでも参考になれば幸いでございます。

※この記事の内容は2010年当時の物です。法テラス等の条件等詳細は公式ホームページでご確認下さい。



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