なさい本に指示されたい?

三尺です。今日は駄文ですw

いきなりですが、最近多いですねー、「〇〇なさい」という本。



この手の読者に指示する系タイトルの元祖は1999年に発売された「買ってはいけない」だと記憶しています。

「買ってはいけない?そんな物が売っているの?」と書店で見た時にすごく衝撃を受けたのを覚えています。

その後「買ってはいけない」はシリーズとして10冊刊行され、それに便乗してか対抗してか「買ってはいけないは」買ってはいけないとか「買ってはいけない」は嘘であるとか真面目なんだかふざけてんだか分からない本が出ていました。

真偽はともかく、商品名を出して批判するという新しい手法が流行りだした頃でした。

ふと思いましたが、東芝のクレーマー事件もこの時期だったんですね。

さて本題。

人は指示される事を好むのか嫌うのか。

世界基準では分かりませんが、日本人は指示されるのが大好きだと思われます。

その根拠のひとつは国民的RPGの金字塔ドラゴンクエスト

1986年に発売され社会現象ともなったゲームソフトですが、基本的には「おつかいゲー」です。

「○○の××を倒してくれ」「○○にある□□を持ってきてくれ」などなど街の人から場所と目的の指示を受け、それらをせっせとクリアすると武器だったり便利アイテムを報酬としてストーリーが進んでいきます。

なぜ、そういうゲームが流行ったのか?

’80年代といえば日本はバブル景気まっただ中です。

誰もが指示された仕事を真面目にやっていればお金を充分もらえる幸せな時代だったので、こういうゲームが受けたのかなと思います。

しかし、ドラクエシリーズは実験的な試みを行った事がありました。それは2000年発売ドラゴンクエスト7

ドラクエ7はストーリーが進むと、世界中にある石板をさがす依頼をされます。何とほぼノーヒントです。

どこかの街なんてもんじゃなく「世界中」です。

僕は当時驚きました。

ここからどこに行けば良いんだろう?東?西?

とりあえずはどちらかに進まなければなりません、そしてウロウロ迷って体力が減った挙句、魔法で元の街へ戻る…。

当時は攻略サイトもそれほど無く、自力か友達同士の共有が主でした。

ゲームソフト発売日に攻略本は発売されますが、それほど詳細なクリア方法は掲載されていないのです。

どこに進めば良いのか分からないので、途中でやめた人もいました。

歴代のドラクエの中で一番脱落者が多いタイトルかもしれません。

あえてヒントを与えず自由に探させるのは、アメリカのゲームではよくある手法なのですが日本では受け入れられませんでした。

これは何故か?

ドラクエ7が発売された’00年代は、バブルが弾け日本全体に暗いムードがかかってきた頃。

ゲーム世界の中だけでも安定した生活を送りたい需要にマッチしなかったのかもしれませんし、「買ってはいけない」みたいな指示をしてくれる本が流行ったのかもしれません。

ちなみにドラクエ8は、普通のお使いゲームに戻っていましたw

そして近年、バブル崩壊の傷が癒えたと思ったら、リーマンショック・サブプライムローン問題などで株価暴落、終身雇用神話の崩壊など、「楽しい老後」から如何にして老後を生き抜くか考えなきゃいけない時代になっています。

そんな時だからこそ、人は指示をされたがっているのかもしれません。

本を読んで知恵を得る事について批判はしないのですが、タイトル決めるのが少し雑と言うか芸が無いと言うか…w

出版業界にも暗黙の了解と言うかセオリーがあるのかもしれないですけどね。

なさい本はタイトルを見ただけで結論が分かるのでとっかかりやすいとは思うのですが、僕としてはタイトルに「犯人はヤス」と書かれている推理小説みたいなので読もうという気はあまりしませんが…。

まぁ、それでもこの本はちょっと気になってしまいましたけどw



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