本当にあった多重人格者さんとの話:その1

「多重人格」または解離性同一性障害と聞いてどんなイメージがありますか?

なんか犯罪を起こしそうとか、マンガのキャラにある特別な症状っぽいとか、実感としてはイメージしにくいですよね。

これから書き綴るのは、2004年頃の話です。

この話を知人にすると、だいたい「へぇ…(変なのに関わってんな、コイツ)」って感じで、あまり興味を持つ人はいませんでした。

興味を持たれた方のみ読むことをお勧めします。

2004年頃と言えばTwitterやスマホは無く、ネットで不特定多数の人と会話をするのは主にPCに向かってメッセンジャーやチャットサイトが主な時代です。

チャットサイトではユーザーが自由に部屋を作成でき、当時はゲーム関連の部屋を作成しては色んな人と雑談をしていました。

暫くすると固定メンバーができ、毎夜10人程度集まってワイワイと雑談をしていましたが、その中で「川本(仮名)」と名乗る女性がいました。

年齢は26才で婚約者と同棲中。

26才のわりには言動が幼く、不思議な感じでしたが、まぁチャットだしキャラ作ってんだろうと思っていましたが、ある日彼女は自分が多重人格障害者である事をカミングアウトします。

〇「川本はね、6年前に生まれたんだよ。だから今6才なの。」

多重人格という事は複数の人格があるらしいのですが、オリジナルの人格は表に出る事は無く、川本が主人格との事。

僕は彼女にとても興味が湧きました。こんなマンガのキャラクターみたいな人がいるなんて!

その後、みんなでオフ会を行い、川本とも実際に会いました。

性格はチャットそのもの。ただ多重人格で6才というのはなかなか実感ができませんでした。

そんなある日、チャットで話している時、彼女に些細な注意をしたところ、暫く発言が無かったかと思うと、

〇「…あれ?…あ、チャットしてるんだ…。」

言葉使いが変わりました。ショックで人格が変わったようです。彼女は「さき5」と名乗りました。何故かナンバリングで管理されているようです。

未だ半信半疑でしたが、毒を食らわば皿までと言うか何と言うか、いくつの人格を保有しているのか聞いてみたところ、

まず、オリジナルの人格。彼女は「さき1」と呼んでいますが、10代後半の時に「生きるのを止めた」との事。詳しい理由は不明。

「さき1」が「生きるのを止めた」時に現れたのが「さき2」。大人しい性格で、DTPデザイナーとして働いていました。

その後に「ちひろ」が発生。人と接する事を嫌い、彼氏を嫌っているとか。

そして6年前に「川本」が発生。「人とコミュニケーションを取りたい」願望から生まれました。

そして数週間前、「さき5」と「さき6」が発生。

「さき5」は大人しい性格、「さき6」は精神年齢3才程度。

複数の人格を有すると言っても、人格同士に上下関係があり「メイン人格」があります。

メイン人格は争奪戦があるらしく、4年前に彼氏と別れるかどうかについて「さき2」と「川本」の間で意見の対立が起こり、川本が勝ちました。

勝敗を決めるのは「さき1」です。

今の時点、人格毎の強さとしては、川本>>>さき5>さき6>>>他 という感じ。強い人格ほど現れる時間が多いです。



ここまで話を聞くと、疑うよりも面白いと思うようになり、次に家族はどうなんだろうと思って質問すると、母親は既に高い、父親はやや鬱病、次女は成人して普通に働いているが、小6の弟は女性になりたい願望があるそうです。

□「川本の家ってなんか憑いてそうだね。」

なんて冗談めいて言うと、

〇「川本の実家なんだけど…黒いオーラが見えるんだよね」

詳しく聞くと、リビングの一角に黒い渦巻き状の物が見えるらしく、嫌な気分になるんだとか。

チャットメンバーのMが言うには、知り合いに霊に強い人がいるとの事で、そっち方面で今度聞いてみようという事になりました。

後日、霊能力者と名乗る女性がチャットルームに入室し、川本と色々話しました。

例えば「お墓はちゃんと供養しているか?」との問いには

広島にあるお墓は誰も管理しておらず、荒れ放題かも、との事。

「今住んでいる家を建てる時に地鎮祭はやったか?」との問いには

やっていない、と。

ここまで聞いて、霊能力者の女性が立て続けに発言します。

▽「ご先祖様は子孫を見守りたい気持ちで一杯なんだ。それなのにお墓をほったらかしで放置されていたらどう思う?」

▽「悪霊だの何だのを疑う前に、自分がちゃんと先祖に対して礼を失していないかどうかを考えなよ。ご先祖だって、そんな事されて黙っている訳じゃないんだから。」

▽「鎮祭なんて、今の人はただの儀式みたいに思っている人ばかりなんだろうけど、昔からの儀式ってのはちゃんと意味があるものなんだ。」

▽「土地にはそれぞれ神様が住んでいて、地鎮祭ってのは新しく家を建てる前にきちんと挨拶する事なんだよ。」

ここで川本が「ふーん」と発言。…おや、まさかと思った後、霊能力者さんは発言を続けます。

▽「そういう礼儀を欠いた家の人に、どんな不幸が襲い掛かってきたとしても文句は言えないぞ?」

その後の川本の発言

〇「あたしの部屋にね、大きいぬいぐるみがあるんだよー」

ショックで人格が変わったようです…。

この話はそこそこ長いので、続きます。



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